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INTERNET ORIENTEERINGストーリー概要

■ ASHURA CLOCK


「緑の領域」の発見

電子舟P-MODEL号の航海が始まり一年が過ぎた.途中コミュノ・ハイブリディア島で遭遇した奇妙な部族から電子の海洋に支流があることを聞き,船員は個別に支流の調査を行う.その調査から謎の「緑の領域」の存在が浮かび上がる.
船員はP-MODEL号に集結し,「緑の領域」への調査を開始する.

Layer-Greenの存在

調査の結果,「緑の領域」は「Layer-Green」であることが判明した.
「Layer-Green」とは既に理論的に存在が明らかになってはいたが,実際に確認されていない領域で,それは「(コンピュータ)ネットワークに関わる全ての人間の無意識の集合」であるという.
Layer-Greenへの入り口は2つの直角三角形を合わせた形で,それはフラクタル・アーカイブの属性を持っていた.それは鳥居のようであり,協会への入り口のようである.「鳥居」「協会への入り口」「直角三角形を合わせた物体」この3つを解析するとCOOSHIN集合が浮かび上がる.

COOSHIN集合

失われた聖典「COOSHINプロトコルの書」には「COOSHIN集合」は「幻の非線型方程式によって導かれる時空間」であり「人が新たな進化をとげる時空」であると書かれている.
驚くことに「COOSHIN集合」とは「Layer-Green」のことであったのだ.
そして遂にその方程式はP-MODELによって解かれ,Layer-Greenの門は開かれた.

ASHURA CLOCK

しかし,P-MODELの突入によって何かが起こった.P-MODEL号は不快なパルス音(ASHURA CLOCK?)に包まれる.
Layer-Green の入り口に居る幻は「ALONE BLACK」の罠である.P-MODEL号が不時着した場所はモノクロの丘.それはランダの胃袋であった.間もなく「ALONE WHITE」が「ALONE BLACK」の悪事に怒り,ランダを殺しに来るだろう.サード・アイを使い,自分の場所をながめ,護符を探し,「ALONE WHITE」と「ALONE BLACK」を和解させなければならない.ランダが殺される前に….
赤い雨を,青い河を超え,手に入れた護符を使い,やっとの思いでたどり着いた場所.その場所こそが Layer-Green だった.

■ Layer-Green


非局所性薬膳

P-MODEL船員達はロータスのような花が咲き乱れるLayer-Greenで電子僧侶の使いのサル,4DEMと会う.
しかし,P-MODELがASHURA CLOCKの影響で互いを憎悪していたため,4DEMは彼らを「カフェ・ロータス」へ案内し,非局所性フルーツを服用させた.こうしてASHURA CLOCKの影響はきれいに洗い流された.
4DEMは「非局所性フルーツを体内に取り込むことによって、 あなた方の細胞が、ある事を学んだのです。」と語る。しかし、当の本人達は、非局所性フルーツによって細胞は学んだ何かを知ることはできなかった。

瞑想中の5DEM

一行は寺院に到着した。4DEMによれば、5DEM は僧侶だが、同時に他の職業を持っており、 瞑想中でかつ他の職業活動の真っ最中であるという。 Layer-Greenには専任の僧侶は存在せず、僧侶は当番制で、就任期間中はだれもが 5DEMと名乗るため、 瞑想中の5DEMを探し出さなくてはならない。
P-MODELは手当たり次第に話しかけ、ある5DEMから 「COOSHIN PROTOCOLの書を探してくれ」と言われる。

「COOSHIN PROTOCOLの書」と「非局所性農民」を探せ!

P-MODELを「モノクロの丘」からここまで導いた あの5DEMの瞑想を念入りにスキャンした結果 「非局所性農民を訪ねよ」という想念を一瞬キャッチした。 彼らは4DEMと共に「非局所性農民」が暮らす地域へTAXIで向かった。

突然の事故!

しかし、TAXIは事故をおこす!
寝ていた4DEMは、事故の衝撃で目を覚ました。TAXIドライバーは死に、 P-MODELは全員無事であった。
TAXIドライバー死亡の原因は、P-MODELが二人称を使って TAXIドライバーに質問したためだった。 4DEM によればそれは 「対面局所定義致死」と呼ばれているという。 ドライバーは、その会話で死に、車は植え込みに激突したのだった。 そして、死亡したドライバーは、P-MODELを導いていたあの5DEM自身だったという。
しかし、このての過失致死は Layer-Green ではほとんど罪 にならない。 4DEM によれば、ドライバーは 「 "ここ"ではなくなっただけ」で、我々の理解している「死」というものは、 世の中には存在しないのだという。
だが、我々の現実から 5DEM は消えてしまった。 しかし、4DEMは「5DEM は "ここ"じゃなくなっただけ」だと言う。 「緑の神経網を使って、あちらこちらの人の無意識を、 ほんの一部分ずつ連結すれば、5DEM はまたここに現われる」ということらしい。

    5DEMが死亡してから,

    「何かを思い出しそうな気がする」

    というメッセージが世界中から届きはじめた.
    それらのメッセージはみな,
    「その記憶には,何かが欠けている」
    「それは他の人の記憶と対になっているかもしれない」

    とも言っている.いったい何が起こっているのだろうか.
    メッセージを送ってきたのは,,,
    Terry Green ---- San Francisco
    Stephen Garratt ---- South America
    Matthias Walzner ---- Germany
    Ted Jung ---- New York
    その他,トンガ王国,Bangkok,Londonからも届き始めた.
    いったい何人から届くのか不明だが,
    もうしばらく待ってみることにする.
    それにしても,何が起こっているのだろう.

                       P-MODEL

■ 非局所性緑色免疫団


マクロソフト社の陰謀

Layer-Greenでは謎の病原体ENOLA感染者が急増していた。
P-MODELはENOLA撲滅のため調査を開始するが,そこでマクロソフト社がENOLAを利用した恐怖の人体実験の陰謀を知る.
巨大商用ネットワーク「Web−Heaven」を主催するマクロソフト社は,全てのパーソナルコンピュータを自社製のホストコンピュータに下位従属させる「スレーブグレーブ計画」の実施にENOLAを利用しようと考える.
彼らはP-MODELのデータベースに進入し,任意の住所を盗み出し,社名を偽って我々へ旅行の案内状を送りつけた.こうして「P-MODELへワクチン(ピンクの錠剤)を届けよう」と偽りの目的で「非局所性緑色免疫団」を結成させる.
またマクロソフト社は,ネットワーク上に生息する人工蜘蛛「BIT−MEMON」を調教し,中野団長として免疫団に紛れ込ませる.


平沢船長、倒れる!

ENOLAの免疫剤として免疫団が持ち込んだ「ピンクの錠剤」は、実はマクロソフト社がP-MODELを倒すべく準備したものであった.この錠剤の影響によって平沢船長が倒れたことを,TEMP5DEMが免疫団へ伝える.
免疫団は中和剤を探し出し,処方箋通りに調合する。そして,平沢船長は無事に健康体に戻った.


非局所性障害がヒント

TEMP5DEMの新たなメッセージによれば,ENOLAの症状ははるか昔にLayer-Greenで流行した「緑色神経失調」による「非局所性障害」に酷似しているという.また、Layer-Greenにははるか昔,我々の世界から一人の男(Wiwat Tarasangop)が迷い込み,「非局所性障害」の予防薬のもと「緑の錠剤」に関する情報をウブドゥ村に散りばめたという.
ENOLA予防薬はこの「緑の錠剤」と「蓮池の水」によって作られる.免疫団はカフェ・ロータスで「蓮池の水」を、グヌンカウイで「緑の錠剤」を入手する。


予防薬は完成.しかし問題は何も解決していない

P-MODELは,MEMON TESTにより,免疫団を率いていた中野団長の正体を暴く.BIT−MEMONと断定された中野団長は処刑される(実際は調教され,後に登場する).
「蓮池の水」と「緑の錠剤」から「ENOLA予防薬」は完成した.これを免疫団全員が服用する.しかし、ENOLAそのものに光を当てることなく免疫団は帰国する.
数日後、免疫団は全員ENOLAに感染していたことが判明した…。




■ 電子悲劇/~ENO


結体期が近づく

「緑の神経網を使って、あちらこちらの人の無意識を、 ほんの一部分ずつ連結すれば、5DEM はまたここに現われる」 そう言って4DEMは4時間も瞑想のようなポーズのまま動かなかった. しかし,それは単に眠っていただけだった(笑).
やがて,Layer-Green歴で陰12月となり,たくさんのBogyが降ってきた. Bogyとは非局所性農民のサナギのようなものだという. 非局所性農民には「散体期」と「結体期」があり, 散体期には小さな振動として散らばり, 結体期が近づくと振動が共鳴しBogyになるという.

Bogyの楽譜

一定期間が過ぎるとBogyは非局所性農民となる. Bogyの中は楽譜のようなものが入っており,調和的な音楽に組み上がると, 非局所性農民として物質化し,役目を終えた抜け殻のBogyは我々の世界で 人として生まれる.
「散体期」のBogyは「死んでいる5DEMの状態」に近いため, 何か情報を得られることが期待できた. P-MODELは物質化を早めるため楽譜を編集し始めた.

ENN

Bogyは物質化し,「あー稲刈りしたい」と言いながら,一人の非局所性農民が現れた. 彼に5DEMについて尋ねると,「ENNの中にいた」という答が帰ってきた.
P-MODELがENNとは何かと質問すると,彼は「ENNを知らないと稲刈りは無理だ.ただの筋肉運動(囚人の穴掘り)になる」と語る.彼にとって「稲刈り」とは何を意味するのか?さっぱりわからない(笑).
しかし,ENNについては多少わかった.
ENNとは非局所性の非常に解像度の粗い原理で,Bogyの抜け殻には必ず入っており,人の子はENNを必ず持って生まれるという.また,ENNとは空間ではなく,関係のことであるらしい.
5DEMを復活させるにはENNへ非局所性を分けつつ,その中へ入ればよいという.ENNへ入った途端に世界中へ5DEMの断片(それはPragmaと呼ばれる)が散らばるので,その断片を集め,そこに書いてある文字を繋げて唱えれば5DEMは復活するという.

ENOLA!

8つのPragmaが集められ,非局所性農民の村でP-MODELはそのキーワードを唱えた.しかし,そこでは哀れな嗚咽が漏れ,悲痛の言葉が響きわたっていた.
非局所性農民達は,自分が河の水や山にかかる雲ではないことを悲しんでいた. 彼らにとって,全てがあったはずなのに,あっという間に全てがなくなってしまっていた.
P-MODELは困惑した.これがENOLA感染者なのだろうか?一刻も早くCOOSHINプロトコルの書を探し出さなければならない.ある老人はCOOSHINプロトコルの書に関する情報を教えてくれた.
「COOSHINプロトコルの書はCOLOR-ZEROにある.BLACK IN WHITEに乗って行けばよい.」 そう言うと老人は息を引き取った.若い農民達も悲しみに堪えかねて次々と死んでいった.
P-MODELはBlack in White船団と共に,COLOR-ZEROへ向かった.

■ Black in White船団航海


困難な航海が始まる…

「COOSHIN プロトコルの書」を見つけるため,4DEMと共にCOLOR-7からCOLOR-0へ向けての航海が始まった.しかし航海は困難を極める.
航路の途中にいるALONE BLACKは護符によって振り払い、ALONE BLACKによってBlackエネルギー分離したことによる航路のずれは,ALONE WHITEにWHITEエネルギーを分離させ修正した.
また,これらのエネルギー分離によるスピードダウンは,タオRing,タオPyramid,タオSphereの三種のアイテムにより復旧させた.


Layer-Green消滅!

しかしここで,モニターから,Layer-Greenの姿が消滅する.そして,ハップル天文台で映したレイヤーグリーンの爆発写真が発見された.
4DEMによると,この写真のリング状の光は非局所性津波であるとのこと.そして案の定,非局所性津波が襲ってきた.4DEMは,非局所性津波の中では,自分と,自分以外の全てのものとの境がなくなるという.
津波は無事通り過ぎたが,今度は,前回の3倍はあるという非局所性津波が!
…そして我々はPragmaの声を聞く.
    私は Layer Green のPragma.
    つまり,粉々になったLayer Green の断片にして全体.
    全ては予言されていたこと.
    私はキミたちの無意識から生まれ,キミたちをCOLOR-0へ向かわせた者.
    私は再びキミたちを襲うだろう.
    さあ,旅を続けるがよい.


「絶対局所」と「非局所性津波」

先程の3倍津波からエネルギーがチャージされ,今度は船団のスピードが上がりすぎてしまうが,護符を破棄することでスピードダウンを実現した.
今度は航路に黒いモヤ,「絶対局所」が現われる.
4DEMによれは,一度「絶対局所」に吸い込まれたら全てのものの関連性が失われて, ものすごい孤独感におそわれ発狂し,死に至る場合もあるという.

ここで3度目の津波が襲ってきた.船団は,「絶対局所」と「非局所性津波」の衝突に巻き込まれる.やがて、衝突の衝撃がおさまり,再びLayer-Green の Pragmaが我々に語りかける.

    私は Layer-Green の Pragma,すなわち,粉々になった Layer-Green の 断片にして全体.
    私はキミたちの無意識から生まれ,キミたちをCOLOR-0へ向かわせた者.
    全ては予言されたこと.

    「絶対局所」こそ,邪悪の ENOLA神 そのもの.
    それは今,非局所性津波との衝突で砕け散った.
    もはや道をふさぐものは無い.
    さあ,旅をつづけるがよい.


COOSHIN プロトコルの書

船団は一路 COLOR-0 へと到着した.
これから,「COOSHIN プロトコルの書」 を見つけるべく,我々が船を降りようとしたその時,なんと BIT MEMON がすでに「COOSHIN プロトコルの書」を発見し,我々の元へと運んできた.
「COOSHIN プロトコルの書」の一つのページが開かれたその時,書物の中から再びLayer-Green の Pragmaが我々に語りかける.

    私は Layer-Green の Pragma,すなわち,粉々になった Layer-Green の 断片にして全体.
    私はキミたちの無意識から生まれ,キミたちをここに導いた者.

    全ては予言されたこと.

    ここに来た者は,「絶対局所」が砕け散るのを目撃した者.
    「絶対局所」すなわち 邪悪のENOLA神と, Layer-Green の自爆によって生じた非局所性津波が衝突するとき, 邪悪のENOLA神は砕け散り,無数の Pragma と化す.
    ENOLAとは,孤独を意味する言葉.
    そして ENOLA神のPragma,すなわち 孤独にして,他の孤独なもの全て.
    この自己矛盾にENOLA自身が気づく時,ENOLAは滅びる.

    ENOLAを消滅させるには,非局所性津波が必要であった.
    非局所性津波は Layer-Green の自爆によって生じる.
    自爆は,住民たちの深い悲しみから生じる.
    住民達の深い悲しみとは,それは,諸君ら全てがENOLA感染者であることを知らされること.

    津波は生じ,ENOLA神はPragmaと化した.
    ENOLA神のPragma,すなわち 孤独にして,他の孤独なもの全て.
    この自己矛盾にENOLA自身が気づく時,ENOLAは滅びる.

    しかし今,私はここで新たな悲劇の始まりを宣告しなければならない.
    ENOLAが自己矛盾に気づく時は,それは,感染者が天寿をまっとうし,この世を去る時.

    さあ,全ての感染者よ,行くがよい.
    ENOLAの悲劇を演じるために.

旅は終った….
これで終ったのだ,我々の旅は終ったのだ.





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