ZCON GOOD ENDINGへの道
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  コントロール


  ANOTHER GOODの可能性

いきなり ちゃぶ台返しで申し訳ないのですが、前頁の「ANOTHER GOOD」の可能性、これを書いていた当初は半々ぐらいの可能性でありうると思っていたのですが、 アーカイブを見て、考えれば考えるほど、HotPoint-1のR選択は一発アウトで、実は右ルートにはGOODはなかったんじゃないか、と思うようになりました。

一方、終演後のMCで平沢氏が「最終日までGOOD ENDが出ずに残ったこと」を「我々がコントロールしたわけではなく、皆さん(観客)の意志」と表現したところに、 ちょっと引っかかるところがありまして…。

これは例えば、我々がどういう道を選択しようとも、初日にGOODが出ないようになっていた、という意味ではありません。
もし我々がL-R-Rを選択していたら、それは初日であってもGOODが出ていたと思います。
でも、そうならないように巧妙に仕組まれていたのではないかと…。


  いかにして初日にGOODを出させないか

前回の「WORLD CELL 2015」では、初日にGOOD ENDINGが出てしまい、平沢氏自身も「初日にして一番良いエンディングを出されると、あと2日私はどうしたらいいのか…」と言われていました。
なぜこういう事が起きたかというと、初日は情報がないため、ランダムに選択できるとすれば、GOODの可能性が1/4(25%)なら4回に1回、偶然初日にGOODが出てしまう可能性があるからです。
では、GOODの可能性を1/8にすればいいかというと、今度は3〜4回の公演でGOODが出ずに終わってしまう可能性もある。
非常に難しい匙加減です。

観客側は毎回でもGOOD ENDINGに向かおうとしますが、演者側は初日にGOOD ENDINGが出てしまうと困るんです。
可能なら、最終日までGOOD ENDINGが出ないようにしたい。それでいて、確実に最終日までにはGOOD ENDINGを出して欲しい。

だから、今回は3回公演のうち、1、2回はGOODに行きにくく、それでいて3回目はGOODに行ける、つまりランダムには選べない選択を用意していたのでは?と考えるようになったのです。


  HotPoint-1

HotPoint-1の書き換える元の文章は下記の通り。

<対象の文章>
空を飛ぶものは全て墜落という代償を
払うという噂に根拠はない。

これは意味が分かりますね。空を飛ぶものは、時には墜落することもあるけど、必ず墜落するとは言えない。
ここで、Lの選択肢はこうなります。

<L>
空を飛ぶものが墜落しないという根拠は
墜落する根拠を無効にしない。

これ、見た瞬間「んん?」ってなりませんでした?私はなったんですが、「空を飛ぶものが墜落しないという根拠」っていうのが、いや時には墜落するし、と思っていると、 「墜落する根拠を無効にしない」と続いて、今なんて?って困惑してしまいました。
混乱しているところに、間髪入れずにRの選択肢。

<R>
無知は感情に従うゆえに
空を飛ぶものに墜落の恐怖を投影する。

あ、航空機の原理を知らないと「なんでこんな鉄の塊が飛ぶの?怖い!」っていう話ね、とこちらはすっと理解できます。

この流れだと初見ではRを選択してしまいませんか?それでいて絶対的にRではなく、どちらかというとRという微妙な感じ。
成功ルートはLなんですが、初日はLを選びにくくしている。
ちなみに第一公演の画面上のゲージは L50、R60で僅差ではありますが、アーカイブを見る限り結構差があり、Lはギリギリ50、Rはかなり70に近い60のように感じます。
第二公演は L70 R30、第三公演は L70 R20と、それまでの結果を活かして正しくLへ進めています。


  HotPoint-2

次のHotPointは、第一公演(右ルート)、第二、第三公演(左ルート)の対象文も選択肢も同じ。

<対象の文章>
炎の谷を前にしたタフィラスは
声を荒げた識者たちの助言に従い引き返し、
英断の英雄となった。

<L>
炎の谷を前にしたタフィラスは
声を荒げた識者たちの助言を無視し、
迂回して谷底へ落ちた。

<R>
炎の谷を前にしたタフィラスは
声を荒げた識者たちの助言をよそに
難なく炎の谷を渡った。
彼は耳が聞こえず、そこには炎も谷もなかった。

これは明確に、Lがネガティブなんですね。「L:谷底へ落ちた」と「R:難なく炎の谷を渡った」ですから。

これも初見ではRを選んでしまうだろうと。
第一公演は L20 R60 でRの圧勝。しかしこれが間違い。
第二公演ではこの反省を活かして L60 R50 とネガティブを跳ね返し、Lを選択するも、なんとこれも間違い。
Rもダメ、Lもダメ、ここでSNS等では、両方選択しない、黙るとか、50:50にするとか、珍答が飛び交います。
ただ、本サイトでも解説した通り、第一公演のHotPoint-2と第二公演のHotPoint-2は別のもの。第一公演の結果は参考にならず、第二公演の反省を活かし、 第三公演では L20 R60 とRの圧勝で正解のルートへ進めます。


  HotPoint-3

最後のHotPointは、第一公演(右ルート)、第二、第三公演(左ルート)の対象文は同じですが、選択肢が左右入れ替わっています。

<対象の文章>
歴史は繰り返す。
それはヒト科成長の限界と堕落の
宿命にまつわるエピソードである。

<第一公演(右ルート)ではL、第二第三公演(左ルート)ではR>
歴史は作られている。
それは矛盾を好まない大衆の
先入観に依拠した詐欺的創作物である。

<第一公演(右ルート)ではR、第二第三公演(左ルート)ではL>
歴史は繰り返す。
それは歴史作家の想像力の枯渇と
大衆の鈍化のエピソードである。

これは初見であまり差を感じない。第一公演では L50 R60 と僅差でR。これは間違い。
この反省を活かして、第二公演では L40 R50 とR選択ではあるけど、LR反転のため前回と違う回答を選択して成功。(実際は第一公演と第二公演は別のHotPointなので参考にはならないが、偶然成功。)
第三公演では、L20 R60 と、迷うことなく第二公演で成功したR選択で成功。


  想定する結果

インタラの選択肢は観客の自由なんですが、それでも「右」か「左」か、ではなく「谷に落ちる」か「谷を渡るか」、という選択肢だとやっぱり初見では「谷を渡る」を選択したいわけです。

そうすると第一公演では R-R-* を選択しがちで、2回失敗が起きやすい。
これを前提として補正しようとすれば、第二公演では L-L-R を選択しがちで、HotPoint-2を間違えがち。
そして第三公演では、第二公演の間違った HotPoint-2 を修正して、無事成功ルートを辿る、という可能性が高くなります。

HotPoint-2 の選択はSNS等でも議論を呼び、悩むところですが、下記の通りです。
・初見の人はポジティブなR選択
・第一公演の結果だけを知っている人はL選択
・第二公演の結果だけを知っている人はR選択
・第一第二公演両方の結果を知っている人は悩む
という感じですね。
第一公演の結果を知っている人が第二公演ではなんとかネガティブをひっくり返してL選択にしましたが、その人たちは、もうどうしていいかわからない。
一方、初見さんはRを選択するし、金曜日は参戦できなかったけど、土曜日は昼夜参戦、という人はRを選択するんです。

SNSで最終日GOOD ENDINGになったのは、ひ組の考察のおかげ、と言われるのは大変うれしいんですけど、実はひ組がどうこう言わなくても、会場の大多数は L-L-R を選択しがちなんです。
結果を見ても、第三公演のHotPoint-2は、 L20 R60 とRの圧勝ですよw


  参考データ


第一公演 第二公演 第三公演
HotPoint-1 L50 R60 (誤) L70 R30 (正) L70 R20 (正)
HotPoint-2 L20 R60 (誤) L60 R50 (誤) L10 R50 (正)
HotPoint-3 L50 R60 (誤) L40 R50 (正) L20 R60 (正)
結果 超BAD BAD GOOD

第一公演 平沢氏コメント
「初日から成功ルートではなく、もっとも失敗ルートを辿ってくれた皆さん、ご苦労様でした。」

第二公演 平沢氏コメント
「本日の、2日目の結果ですが、絵に描いたように3回目に成功ルートを残して、2番目ぐらいにあまり良くない… まぁ良くないというものは無いんですけど、そのような結果に終わっておりますが、 けして最後の公演のために成功ルートを残して我々はコントロールしているわけではございません。皆さんの意志によるものです。」

第三公演 平沢氏コメント
「絵に描いたように3回目の公演でベストの解答が出てきました。 まるで申し合わせたように順番に解決に向かってくるという道を辿ってまいりましたが、 けしてこれは我々がコントロールしたわけではなく、皆さんの意思で達成したことでございます。」


  最悪のパターン

というわけで、実は第一公演でHotPoint-1でRが選択されれば、あとは第二公演もBAD、第三公演ではGOODに、と、なるべくしてなるんです。
もちろん、皆さんが、それまでの情報を加味してちゃんと選択肢を選べば、という前提ですが。

ただ、この第一公演でHotPoint-1のR選択は結構微妙。
もしここがL選択だったら、
第一公演:L-R-*は確実で、L-R-Rで初日成功の可能性もあったのです。
仮に、L-R-L(BAD)であれば、第二公演でL-R-R(GOOD)となり、おそらく第三公演はL-R-Rで第二公演と同じ道でもう一度GOODという可能性もありますが、World Cell 2015と同様、別の道を通ったらR-R-*で最終回BADです。

初回のHotPoint-1でRを選んだら即GOODなし、というのは観客からみたら酷ですが、演者、全体から見ると、初回のHotPoint-1でRを選んで失敗するのは、かなり重要な過程なのです。

そして、SNSではウチの考察をひ組様とか言って持ち上げられてますけど、第二公演の選択はきちんと第一公演の反省を反映させているのは、皆さん個々人の判断なんです。
ウチの考察があろうとなかろうと会場の選択には全然関係ないんですよw


  昼夜はしんどいなぁ

このブロックは、2024/5、「HYBRID PHONON 2566+」公演の後に書いているのですが、ZCON後のライブ日程はこちら

■HYBRID PHONON 2566
2023年09月08日(金) 開場18:00 開演19:00 (大阪:グランキューブ大阪)
2023年09月09日(土) 開場17:00 開演18:00 (大阪:グランキューブ大阪)
2023年09月17日(日) 開場17:30 開演18:30 (東京:東京国際フォーラム ホールA)

■HYBRID PHONON 2566+
2024年04月30日(火) 開場18:00 開演19:00 (東京:Zepp Haneda)
2024年05月01日(水) 開場13:00 開演14:00 (東京:Zepp Haneda)
2024年05月01日(水) 開場18:00 開演19:00 (東京:Zepp Haneda)

何がポイントかというと、2566は違うんですが、2566+はZCONと同じ、1日目夜、2日目昼夜、という日程です。
これ、よく考えれば当たり前で、1日目に会場設営して夜に公演、翌日の夜も公演するなら、2日目の昼もやれちゃうんです。
特に今、平沢氏のライブは3000人程度(Zepp Haneda)ではチケットの抽選となり、8000人収容(ZCON会場、東京ガーデンシアター)でも埋まります。
これだけデカい会場は費用もするでしょうし、やっぱり2日目は昼夜やるのが収益としてはベストなんですよね。

ZCONみたいに前日と、当日の昼の情報で、夜公演までに解析書いてアップって、しんどいんです。しんどいけどZCONで出来るって、皆にバレちゃったなぁってw
今後は、夜+昼夜の公演が増えるんだろうなぁ…。頑張るけど。








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