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製作過程 はじめに 論理空軍の模型は、1999年冬、「音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE〜」ツアー終了後に製作を開始しました。 当時、大和久マサル氏のサイト「分岐楼閣」に公開された論理空軍の三面図をもとに、できるだけ忠実に再現しようとしすぎた結果、 精神的に追い詰められてしまいw、8〜9割ほど制作が進んでいたにもかかわらず、2000年の春ごろに制作を一時中断していました。 その後、なかなか制作を再開する機会がなく、2009年のインタラ「点呼する惑星」で論理空軍が再登場しても、制作を再開することはありませんでした。 このため、この作りかけの論理空軍の模型は、一生完成しないだろうと私自身も思っていました。 しかし、2024年の春、特に理由もなく突然「論理空軍の模型を完成させる!」という気持ちが芽生え、夏頃から本格的に制作を再開しました。 ここからの写真は、塗装前の下地処理(グレーサーフェイサー)を吹いた状態の写真です。 モニター部 なんといっても論理空軍の「顔」といえば、やはりモニターまわりだと思います(実際に顔が映っているのでややこしいですが…)。 このため、モニター部はできるだけ忠実に再現しました。 モニター及びモニター後ろ側のパーツ。 モニター外側。左右の青く光るパーツはMVでいつも光っていて形がよく分からず、かなり簡略化しています。 モニター部、組み立て。 モニター部、後方から。 モニター最後部(二重円の後ろ)には本来もっと多くのパイプがあるのですが、形状がよく分からないため、うねうねしたデザインにして省略しました。 また、後述する「内臓」のデザインに合わせました。 機首 ボディ、機種、腹部分の各パーツ。 機首部分は、実機のプラモデルでは円柱に近い形状になっているのに対し、論理空軍に合わせて四角っぽい形に作り直しています。 また、機首両サイドのエアダクトは紛失してしまったため、自作しました。 機首部の組み立て、モニター部を外したところ。 模型はほぼフルスクラッチで制作しており、実機のプラモデルから手を加えていないのはプロペラとタイヤぐらいです。 機首、下から。写真中央付近にあるパーツは論理空軍のMVなどでは形状がよく分からなかったため、鴨ロボを参考にしました。 主翼 主翼は実機のプラモデルをベースにしていますが、 モールドを一度パテで埋めて消し、論理空軍のモールドは掘らずにパーツを分割して本物の溝を作るという、かなりこだわりすぎた製作方法を取りました。ここまでやる必要はなかったかもしれませんw。 主翼下。タイヤを挟んでいる軸は論理空軍ではかなり細いのですが、強度の都合上、けっこう太めに作っています。 タンクバスター砲については、元のモールドを埋めて新たに彫り直し、水平版も自作しました。 砲身は論理空軍に合わせて少し太めで長めに作り直し、砲口部分もラッパ型ではなく円柱状にして、砲口も開口しています。 ミサイルは市販のミサイルセットからよく似たミサイル(左)を選択し、前後の羽根を入れ替えるなどして論理空軍のデザインに近づけています(右)。 機尾 機体横のバー、本体後方部の外側、内側。 本体の内側には直線的なパイプが入り組んでいますが、正確な形状がわからなかったため、うねうねした曲線で解釈しました。 個人的にはこれを「内臓」と呼んでいました。 機尾下パーツ、腹部左右パーツ、機尾左右パーツ、後部車輪、水平尾翼。 水平尾翼は、2000年製作のものが歪んでいたため、再製作しました。 本体との結合部分には強度を確保するために段差をつけています。 機尾下から。あ、後部車輪付け忘れたw 造形完成 各パーツの製作が完了し、全体を組み上げました。 ここから塗装を行い、各パーツを接着していきます。 Powered by Ruby 2.6.10 |