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  作成の手引き

トゥジャリット ペーパークラフト作成に関する手引きです。
各パーツの作成はそれほど難しくありませんが、とにかくパーツ数が多い作品です。根気よく作ってください。


  用意するもの

<紙>
厚さ0.2mm程度の「厚手」の紙をお勧めします。 大手電気店などのプリンタ用紙売場で入手できます。 仕上がりも普通紙よりもプリンタ専用紙の方が綺麗です。
なお、本作例は0.14mmの紙で作成しました。

<のり>
のりの選択は作成の効率に大きく影響します。 また、仕上がり的に「しわにならない」タイプを選ぶのが大前提。 口紅型のスティックのりが良いようです。
私が愛用しているのは、「消え色ピット(tombo)」です。 のびも良く、速乾性も高く、強度もあります。 なにより、のりが青い色で見えるので、細かい箇所へもムラ無く塗ることが出来ます。また、乾くと透明になるので、仕上がりも綺麗です。

<カッター・はさみ・定規>
今回は曲面もありますので、はさみもあったほうがいいでしょう。
デザインナイフを使い慣れている方はそちらも準備して下さい。 ただ、デザインナイフを使い慣れていない方は、普通のカッターでも問題ありません。
定規はできればカッター用がいいでしょう。

ちなみに私は今回、たまたま近くにあったカッターと定規(どちらも100均で購入)で作りました。はさみは使っていません。

<作業マット>
カッターマットがあればベストです。 今回は精度が求められるので、お持ちでない方は購入をお勧めします。100均のもので全く問題ありません。

<その他>
つまようじ必須です。基本的にのりはつまようじで取って着けると考えてください。



  作成手順

■使用する型紙
中央部1
中央部2

基本的にパーツは外側の線にそって切り取ります。
一部、外側以外の線をカットする場所がありますが、そこには紫線を引いています。
紫線の隣のグレー線も切ります。

中心部の2枚を接着します。

のりしろに薄いグレーで書かれた「A 00 (1)」と「a 00 (1)」のどちらか一方を接着します。
のりしろに薄いグレーで書かれた「A 00 (1)」と「a 00 (1)」の残り一方を接着します。
輪になります。
輪のどちらか一方(作例では左側)を箱組みします。
最後に三角の1つをフタをするように作ると綺麗に組み立てられます。
これで中心部が完成です。
トゥジャリットには6面のフロアがあります。
ここでは便宜的に、Aフロア、Bフロア、Cフロア、aフロアと呼びます。
AフロアとBフロアは各2面あるので、合計6面になります。

■使用する型紙
Aフロア1(1枚)

まず、Aフロアの1枚目を組み立てます。
「A 00 (1)」「A 09 (1)」と書かれた2つのパーツで、幅の狭い階段を箱組みします。
中心部の「A 00 (1)」と階段の「A 00 (1)」、
中心部の「A 09 (1)」と階段の「A 09 (1)」を接着します。
階段の向きに注意してください。
記号のA〜C,aはフロア名、
00、03、06、09は方向(時計の0時、3時、6時、9時の方向)、
(1)〜(4)は組み立て時の順番(中心から外側へ)を意味しています。

ここではAフロアの0時と9時のAAROMを作成します。
「A 00 (2)」と書かれたパーツと、
記号のない同型のパーツで踊り場を箱組みします。
階段の「A 00 (2)」と踊り場の「A 00 (2)」を接着します。
記号のない踊り場はフロア作成の最後に使いますので、まだ接着しません。
「A 00 (3)」と書かれたパーツと、
ほぼ同型のパーツで幅の広い階段を箱組みします。
0時の方向は、踊り場の「A 00 (3)」と
階段の「A 00 (3)」を接着します(写真右側)。

9時の方向は、踊り場のないまま、
0時の方向と同じように階段を接着します(写真左側)。
9時の方向は記号ではなく、白い部分同士を接着します。
角度を変えて撮影。
本当は下の幅の狭い階段と、上の幅の広い階段は途切れていますが、
模型の都合上、紙一枚で繋いでいます。
AAROMの入っている踊り場を箱組みします。

最初に下の四角い部分を組み立てます。
角が一カ所欠けている形になっています。
上の部分を箱組みします。
「A 00 (4)」同士、「A 09 (4)」同士を接着します。
ちなみにAフロアのAAROMは泣き顔です。
記号のない踊り場を写真のように接着します。

厳密にはこの踊り場は階段に接しているのではなく、
宙に浮いているそうです。

これでAフロアの半分、9時の方向と0時の方向が完成です。
角度を変えて撮影。

中央からAAROMへ至る階段は左右2本あるように見えますが、
必ず1方は途切れています。
■使用する型紙
Aフロア2(1枚)

9時の方向と0時の方向と同様に、
3時の方向と6時の方向を作成します。

Aフロアの2枚目を組み立てます。

これでAフロアが完成です。

本ページでは下から上へ組み立てていますが、
上(AAROM)から降りてくるように組み立てた方が簡単な気がします。
■使用する型紙
Cフロア1・2

Aフロアと同様に、Cフロアを組み立てます。

Cフロアは1面しかありません。

写真はCフロア真上から撮影しています。

Aフロア同様、9時と0時、3時と6時の方向がセットになっていますが、
Aフロアと逆に0時と6時が途切れた階段になります。

ちなみにCフロアのAAROMは驚き顔です。
■使用する型紙
Bフロア1・2

同様に、Bフロアを組み立てます。

Bフロアは2面あります。

写真はBフロア真上から撮影しています。

Bフロアは0時と3時、6時と9時の方向がセットになっています。
また途切れた階段が対面ではなく、3時・6時の隣り合った階段になってます。

ちなみにBフロアのAAROMは怒り顔です。
■使用する型紙
Aフロア1・2
Bフロア1・2
aフロア1・2

Aフロア2面、Bフロア2面、Cフロア1面、aフロア1面を全て作成します。

aフロアは構造はAフロアと同じですが、AAROMはCフロアと同じ驚き顔です。

これで完成です。







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