WORLD CELL 2015
GOOD ENDINGへの道

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3日目終了後

 最終日の感想。そして、今日のエンディングは17年前の…

最終日。
初日は左でGOOD。2日目は右でBADでしたがかなり惜しかった(らしい)。
最終日は、左なら初日と同じルートはかなり確実です。右なら2日目と似たルートで、色々ツイートを見てまわったところ、青青青 派と青青赤 派がいるようでした。
最初のコード・シューターの選択が右だった瞬間、確実性はなくなりましたが、私は、その分ワクワク感が止まりません(笑)。

1、2回目は会場は圧倒的に青を選択。この時点で私はガッツポーズ。
私の予想では、3回目は赤でも青でも衝突でも、「橋大工BAD ENDING」はないので、「GOOD ENDING」もしくは「未知のBAD」のどちらかになるからです。

3回目の会場は意外にも青かなり優勢。結果も青。そしてエンディングは…「未知のBAD」でした。

さぁ「橋大工」「World Cell」の代わりになにが演奏されるのかと思っていたら、何も演奏せず。前の2日と比べ、1曲足りません。
結果的には、アンコール的にGOODの「World Cell」を演奏。
…これは古参にとってはぐっとくる演出でした。

実は、1998年のインタラ「World Cell」は初めて GOOD / BAD というエンディングが設けられたライブでしたが、 2回公演の東京、大阪の両方でBAD ENDINGとなり、初にして過去唯一のGOOD ENDINGへ辿り着けなかったインタラでした。
大阪のライブの本演が終わった後、アンコールで登場した平沢氏は一通り客を叱りとばした後(笑)、せっかく作った映像を使わないのはもったいないと、 GOOD ENDINGの「World Cell」を流しはじめたのでした。

今回のインタラの、1曲足りないBAD ENDINGと、それを補うためにGOOD ENDINGの「World Cell」を流しはじめるというのは、 17年前を知る者としては、当時の思い出がフラッシュバックする、非常に感傷的なオマージュでもありました。

 ツリー図と解説

さて、最終的なツリー図と解説。




■最初の分岐点

インタラでは通常、最初の分岐点は難易度の選択で、片方は難易度が低く、逆は高い、というのが一般的です。
しかし、今回は特に左右の難易度の差異は見受けられませんでした。単純にストーリーバリエーションだったようです。

■4つのルートの根拠

まず、中盤ブロック前半は「Astoro-HO!ルート」と「Σ-12ルート」に分かれていたと思います。
そしておそらく一度収束し、中盤ブロック後半で再び「オーロラルート」と「幽霊船ルート」に分かれる。
その根拠は2日目、Σ-12が「幽霊船に載って海水浴に行く」という発言をしているところです。 しかし、2日目は「オーロラルート」を選んだため、その話は出ませんでした。「Σ-12ルート」→「幽霊船ルート」というパターンが、 今回の3daysでは出ませんでしたが、あってしかるべきストーリー展開と思います。
それでいて、右ルートと左ルートはΣ-12の目玉をゲットする位置が違うので「左Astor-HO!」「左Σ-12」「右Astor-HO!」「右Σ-12」の4つを収束することはできません。
収束してしまうと2回目玉をゲットしたり、目玉をゲットできないルートがでてきてしまいます。ここは右ルートと左ルートは別に進む必要があります。
つまり中盤ブロック後半は、左右各々で「オーロラルート」の反対側は「幽霊船ルート」ということになります。

中盤ブロック後半が「オーロラルート」と「幽霊船ルート」に分かれているとすると、前半も「Astoro-HO!ルート」と「Σ-12ルート」に分かれているのが自然かと思います。

■左は赤青赤、右は青青赤、が正解だったのか?

上記の通り、1回目と2回目の赤青選択は、単にストーリーバリエーションで、結果(GOOD/BAD)には影響しないと思います。
「赤」か「青」かという点はストーリー(曲順)に影響し、結果(GOOD/BAD)に影響するのは「赤または青のコード」か「衝突コード」という点だと思います。
なぜなら、1回目2回目の組み合わせは、赤赤、赤青、青赤、青青の4パターンあり、 初日が「左で赤青」2日目が「右で青青」と、唯一の正解パターンを出すのは1/16の確率なので、偶然としてはかなり考えにくいことです。
過去のインタラでも、第2選択は単にストーリーバリエーションであることが多いので、1回目の赤青選択はストーリーバリエーションの可能性は非常に高いです。
こうなると、前後のルートや全体的な構成、分岐数を考えてみても、2回目の赤青選択もストーリーバリエーションである可能性が高いと思います。

つまり、赤赤赤、赤青赤、青赤赤、青青赤のどれでも(1、2回目の赤青選択で衝突をおこさずに、3回目に赤を選んでいれば)、GOOD ENDINGになったと思われます。

■衝突を起こさなければいい…というわけではなかった

そして、最終日の赤青選択ですが、これは衝突しなかったにもかかわらず、BAD ENDINGへ行ってしまいました。
すなわち最後の選択は「赤選択」か「青選択」かという点が結果(GOOD/BAD)に影響するのは初日、最終日に見た通り。
しかも3回目の赤青選択に限り、衝突したかどうかは結果(GOOD/BAD)に影響しない(ただし衝突すると選択マシーン頼み)というのも初日に見た通りです。

■GOOD ENDINGへの道

・コード・シューターの選択:右でも左でも可。
・赤青選択1回目:赤でも青でも可。 (ただし衝突コードでないこと)
・赤青選択2回目:赤でも青でも可。 (ただし衝突コードでないこと)
・赤青選択3回目:赤。 (会場選択か、選択マシーンかは問わず)


 補足と蛇足

■意外と殆どのルートを通った?

もちろん、このツリー図が合っているという前提でですが、2日目と最終日がほぼ同じルートだったにもかかわらず、初日とそれ以外が偶然にも類似しないルートだったため、 中盤ブロックの前半:「Astoro-HO!ルート」「Σ-12ルート」 中盤ブロックの後半:「オーロラルート」「幽霊船ルート」 終盤:「WorldCellのGOOD ENDING」「橋大工BAD ENDING」「BAD ENDINGからのWorldCell」 という、全体を通しておそらくほぼすべてのパターンを見尽くしたと思います。
例えば初日のルートが少し違っていたら、Astro-HO!を見たり、幽霊船を聴いたりするルートは欠けていたりしたかもしれないのです。

■気になるMC

平沢氏のMCやツイートは、まぁヒントでもあるのですが、今回ちょっと色々と難しいです(笑)。

初日にツイートしていた「成功ルートはもう一つ」というのは、初日にGOODになってしまったので、毎回同じ道を通らせないように牽制したように思います。
解析する私も、左右両方1回見ると全体が想像できるのですが、片方ばかり2日続くと、もう反対側は全くわからないんですね。
「点呼する惑星」の時のように、情報漏えい&タレコミの超ウルトラC的なコンビネーションという奇跡でもなれば…(笑)。

2日目に、「明日(最終日)は綺麗なルートを辿って…」的なMCもありましたけが、個人的には「綺麗」は衝突させない「綺麗な和音」で進めと解釈したのですが、 こういうのはどうにでも解釈できるので、あまり囚われるのは判断を鈍らせることになりがちです。

そして2日目の、「分かりやすいヒント」とまで言った、「途中まで今日も成功するのではないかと思った」という内容のMC。
これはどう考えてもツリー図に組み込めないんですよ。私は平沢氏のMCより、作品そのものの情報を重視しているので(笑)。
強いて言うなら、左ルートなら少なくとも「赤青赤」で成功しているので、 もう一つの成功ルートに挑戦するなら、右ルートを2日目と同じ「青青青」で行くと最後が違うよ、というヒントだと思います。

もう、無理やりですが(笑)。

■どうしても矛盾している1点

平沢氏のMCはともかく(笑)、作品内で1つだけ発言に矛盾している点があります。
幽霊船ルートで、Astro-HO!が「このルートにΣ-12は出てこない」というセリフがあるのですが(トラブルで映ってしまったΣ-12とピエロは置いておいて)、 直後の幽霊船でΣ-12が出てきてしまいます。
これもどうも避けようがなくて、ホットポイントからホットポイントからは分岐点が無いため、幽霊船ルートは1つのブロックなんです。 その中で「Σ-12は出てこない」と「Σ-12が登場する」のは、どうやっても解消する方法がないんです。

これはもう完全に私の想像なのですが、当初は「Astoro-HO!ルート」でも「Σ-12ルート」でも、最初にΣ-12の目玉をゲットするという、 中盤ブロックの前半の冒頭で、左右4パターン共通のイベントだったのではないかと思います。
この時点では、「Astoro-HO!ルート」で「このルートにΣ-12は出てこない」というセリフが正しくなります。
左右の話にバリエーションを付けるという理由などで、後に左ルートだけ、Σ-12の目玉をゲットするイベントをずっと後の、中盤ブロックの後半まで移動したため、 「このルートにΣ-12は出てこない」というセリフが矛盾する形になってしまったのではないかと思うのです。

ただ、この左右の目玉ゲットの位置が違うというのは、解析する側にとっては、ここまで左右が交わらないという非常にありがたいヒントになっています(笑)。

 それでは最後に

会場参加の皆さん、コード・シューターの皆さん、平沢さん、PEVO1号さん、大和久さん、平野さん、スタッフの皆さん。インタラクティブライブWorld Cell 2015お疲れ様でした。










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